男性なら必ず、朝立ちした経験をお持ちだと思います。
「朝立ち=アダルトな夢を見た」と勘違いしている方が多いのですが、朝立ちは生理現象の1つです。
つまり朝立ちしない日が長期間続く場合、体に異変が起こっている可能性があります。
そこで今回は、朝立ちしない原因や対策などについて、詳しく解説していきます。
朝立ちとは?メカニズムや理由について
朝立ちとはレム睡眠中に起こる生理現象で、「夜間睡眠時勃起現象」とも呼ばれています。
睡眠は「レム睡眠(浅い眠り)」と「ノンレム睡眠(深い眠り)」が90分周期で繰り返されており、レム睡眠に移行する度に勃起が起こります。
一晩に3回~8回ほど勃起が起こり、最後のレム睡眠で目覚めた時に勃起していると、その状態が朝立ちになるのです。
個人差によって頻度は異なりますが、一般的に若い男性の方が朝立ちしやすい傾向にあります。
朝立ちする理由は、「生殖機能を維持するための試運転」と言われています。
勃起しない期間が長くなると、必要な時に勃起が起こりにくくなるため、「朝立ち(夜間勃起現象)」が起こるのです。
朝立ちしない原因
朝立ちしない原因を解説する前に、1つお伝えしたい事があります。
EDは以下のように定義されているため、「朝立ちしない=ED」という認識は間違っているという事です。
EDとは満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか,または維持できない状態が持続または再発すること
ですが朝立ちしない原因によっては、EDになる可能性があるため、以下2つの原因を理解しておきましょう。
- 40歳代~60歳代の場合:加齢、ストレス
- 10歳代~30歳代の場合:ストレス
それでは1つずつ解説していきます。
加齢
以下のような理由から、朝立ちは加齢と共に減少する傾向にあります。
- 男性更年期障害
- 動脈硬化
男性更年期障害とは、加齢に伴いテストステロンの低下によって、引き起こされる症状の事です。
テストステロンとは?
性機能や筋肉量に関係する男性ホルモンの一種
男性更年期障害になると、以下のような影響を及ぼす可能性があり、朝立ちしなくなる原因の1つと言われています。
- 性欲低下
- ED(勃起不全)
- 集中力低下
- 不眠
- イライラ
- ゆううつ感
続いて動脈硬化について。
動脈硬化とは、血管が硬くなり柔軟性がなくなった状態の事です。
年齢を重ねると動脈硬化が進み、血管が狭窄する事で血液の流れが悪くなる傾向にあります。
その結果、勃起に必要な血液量を陰茎に送り込めなくなるため、朝立ちしなる可能性が高まります。
動脈硬化が原因で朝立ちしない場合、器質性EDになる可能性があるため、高血圧や高脂血症など生活習慣病を患っている方はご注意ください。
肉体的・精神的ストレス
ストレスには以下のように、様々な種類が存在します。
- 仕事の疲れ
- 人間関係
- 家族間のトラブル など
精神的・肉体的問わず、ストレス等々を抱えた生活が続いてしまうと、睡眠の質や時間に悪影響を及ぼすかもしれません。
睡眠と勃起は密接に関係しており、睡眠不足になることでテストステロンの減少に繋がる場合があります。
テストステロンが減少してしまうと、年齢が若くても男性更年期障害のような症状が現れやすくなるため、朝立ちしにくくなる傾向があります。
10歳代~30歳代で朝立ちしない場合、加齢の影響は限りなく低く、ストレスが大きく関係している可能性があるため、定期的なストレス発散を行いましょう。
朝立ちしない期間が長い場合
一時的に朝立ちしないだけなら問題ありませんが、朝立ちしない期間が長い場合、EDになる可能性があります。
あくまでも簡易的な方法ですが、「EDかどうか」を勃起の硬さで判断する事が可能です。
「最近、朝立ちしなくなったな…」
と思い当たる節がある方は、勃起の硬さを確認してみてください。
朝立ちしない場合の対策
朝立ちしない場合の対策は3つあります。
- 医師の診察を受ける
- 食事の改善
- 毎日の適度な運動
少しでも早く改善したい方は、医師に相談して原因を把握しましょう。
食事や運動に即効性はありませんが、継続する事で勃起に良い影響を及ぼす可能性が高いです。
どれも非常に重要なため、1つずつ解説していきます。
医師に相談する
「朝立ちしない事が不安でしょうがない…」
という方は、まず原因を明確にした方が良いため、自分自身で解決策を探すのではなく、医師に相談する事をおすすめします。
「朝立ちしない」という事実がストレスになり、症状が悪化してしまうかもしれません。
朝立ちしない原因は「加齢」や「ストレス」と解説しましたが、両方が関係している場合もあり、別の要因がある可能性も考えられます。
そして朝立ちしない原因によって、以下のように改善方法が異なります。
- テストステロンの補充
- サプリの服用
- ED治療薬の服用
原因を安易に決めつけるのは非常に危険なため、適切な治療を行うためにも医師に相談しましょう。
食事の改善
朝立ち対策として、有効なのは血液をサラサラに保つことです。
血行不良になったり血液中に脂肪分が増えたりすると、陰茎に送られる血液量が少なくなるため、朝立ちしにくくなる傾向があります。
食事の改善は非常に難しいですが、まずは1品からでも良いので、ぜひ取り入れてみてください。
また、血液をサラサラにする食事だけではなく、以下のような成分の摂取も有効です。
シトルリン | スイカ、メロン、クコの実、きゅうり |
亜鉛 | 豚レバー、牡蠣、牛赤身、しらす |
シトルリンはED治療薬と同じように、血管拡張作用があると言われています。
即効性はありませんが、シトルリンを摂取し続けることで、朝立ちしやすくなるかもしれません。
亜鉛はセックスミネラルと呼ばれており、不足すると男性機能が低下する傾向にあります。
日本人男性は全体的に亜鉛不足なので、積極的に摂取したい成分の1つです。
毎日の適度な運動
適度な運動を毎日行う事で血行不良が改善され、朝立ちしやすくなる場合があります。
有酸素運動を行うとテストステロンが増えやすくなるため、ウォーキングやジョギングなどがおすすめです。
有酸素運動と同時に取り入れたい運動は「スクワット」で、勃起力の向上に繋がります。
日々の運動に取り入れやすいため、有酸素運動とスクワットをぜひ試してみてください。
1つ注意点があります。
有酸素運動が良いと言っても、自転車に長時間乗るのは控えてください。
自転車を漕ぐのは素晴らしい運動ですが、勃起に必要な血管や神経をサドルが圧迫してしまい、血行に悪影響を及ぼす可能性があります。
通勤程度の使用で短い時間でしたら、特に問題はありません。
ロードバイクの細くて堅いサドルは特に注意が必要なので、乗る場合はパッドを入れるなどの対策を行いましょう。
全く朝立ちしない場合は年齢問わず病院へ
朝立ちはノンレム睡眠から、レム睡眠に移行する際に起こる現象です。
つまりノンレム睡眠時に起床した場合は、朝立ち(勃起)しない事もあるので、深刻に考えすぎる必要はありません。
ですが「加齢」や「ストレス」も少なからず関係しているため、朝立ちしない期間が長い場合は問題が起こっている可能性があります。
朝立ちはしないが性行為に問題ない方は、食事や運動などの対策を取り入れてみましょう。
朝立ちしないだけではなく、挿入出来なかったり中折れしたりする場合は、EDの可能性が極めて高いです。
当院はEDのオンライン診療を行っておりますので、EDに関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。
当院で扱っているED治療薬

バイアグラ25mg | 1錠1,780円 |
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バイアグラ50mg | 1錠1,980円 |

シアリス10mg | 1錠1,780円 |
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シアリス20mg | 1錠1,880円 |

レビトラ10mg | 取り扱いなし |
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レビトラ20mg | 1錠1,880円 |
