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シルデナフィル錠「Teva」の概要
シルデナフィル錠「Teva」は、有効成分はシルデナフィルとなりますが、肺動脈性肺高血圧症の治療に使われるため用量が20mgと低用量になっています。
製造元 | Teva |
処方国 | オランダ |
有効成分 | シルデナフィル |
服用方法 | 1日3回、1回20mg |
作用機序 | PDE5を阻害しcGMP濃度を上昇させることで肺動脈及び肺血管抵抗を低下させる |
副作用 | 頭痛、嘔吐、四肢痛 など |
ホームページ | https://www.tevapharm.com/ |
メーカーであるTevaは日本にある武田テバとの合弁会社(Teva51%出資)になり、日本ではバイアグラジェネリックとしてシルデナフィル錠50mgVI「テバ」が販売されています。
シルデナフィル錠「Teva」の効果
シルデナフィル錠「Teva」の効果は、狭くあるいは硬くなった肺の血管(肺動脈)への血流を改善し、息切れや呼吸困難、疲労、動悸などを改善します。
シルデナフィル錠「Teva」の効果持続時間
シルデナフィル錠「Teva」の効果持続時間については、次を参考にしてみてください。
効き始めるまでの時間(Tmax)
⇨ 約1時間
成分濃度が半減するまでの時間(T1/2)
⇨ 約2時間
1回の服用では効果が短いため、1日のうちでも回数をわけて服用し効き目を持続させる必要があります。
シルデナフィル錠「Teva」の副作用
シルデナフィル錠「Teva」の主な副作用は、
- 頭痛
- めまい
- 潮紅
- 消化不良
- 腹痛
- 悪心
- 下痢
など
血流の改善に伴った症状が現れることがあります。
シルデナフィル錠「Teva」の服用方法
シルデナフィル錠「Teva」の服用方法は、次のとおりです。
"1回20mgを1日3回水またはぬるま湯で服用"
1回の服用間隔は、4〜6時間としてください。
服用してはいけない人
□有効成分シルデナフィルや、お薬の添加剤にアレルギーを起こしたことがある人
□心臓や血管に障害が認められ、医師に性行為が不適切と判断されている人
□重度の肝障害が認められている人
上記のいずれかに当てはまる人は、シルデナフィル錠「Teva」を服用できません。
併用してはいけない薬
硝酸剤およびNO(一酸化窒素)供与剤
⇨ ニトログリセリン、亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル、など
※飲み薬だけでなく、貼り薬、吸入薬、注射、塗り薬、スプレーなども含まれます。
肺動脈性高血圧症のお薬
⇨ リオシグアト(アデムパス)
その他
⇨ リトナビル含有製剤、ダルナビル含有製剤、イトラコナゾール含有製剤
いずれもシルデナフィル錠「Teva」との飲み合わせが悪いため、上記のお薬を服用中の人は使用できません。
シルデナフィル錠「Teva」の注意点
シルデナフィル錠「Teva」の注意点として、
- バイアグラではない
- 低用量のためED治療薬としては使用できない
- 服用できない人や飲み合わせも異なる
有効成分はED治療薬のバイアグラと同じシルデナフィルですが、あくまでも肺動脈性肺高血圧症の治療薬として使用するようにしてください。
