PTP包装とは

PTP(プレススルーパック)包装シートとは、医薬品の包装方法の1つで、錠剤やカプセルをプラスチックとアルミで挟み込む包装方法です。

薬を調合するには、プラスチック部分をしっかりと押してアルミ製のシールを破り、1度に1回分ずつ薬をシートから出します。PTP包装シートは、吸湿や紫外線による薬剤の変質の原因となる大気との接触を防ぎます。割れ防止効果もあります。

PTP包装シートの危険性

まれに、お年寄りや幼児が誤ってPTP包装シートと一緒に服用してしまうという重大事故が発生しています。
個々の錠剤をPTP包装シートから切り離し、箱から取り出す際に起こりやすい事故です。PTP包装シートは切り取ると角が鋭く、飲み込むとのどや内臓を傷つけやすくなります。刺し傷の深さによっては、下にある組織の損傷を修復するために手術が必要になる場合があります。

したがって、さらなる怪我を避けるために細心の注意が必要です。

飲み込んだ PTP 包装シートは、この形態の放射線に対して透明であるため、X線による検出が困難で深刻な病気につながります。
このような事故を防ぐため、1996年から生産されているPTP包装シートは一方向にのみミシン目が入っており、錠剤ごとに分離することができません。

また、一度に複数の薬を服用する可能性が高い患者には、1回分のパックで準備するなどの対策で正しい量の薬を確実に服用してもらい、潜在的な間違いを避けることができます。しかし、誤飲による事故は後を絶たず、より効果的な予防策が求められています。

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