コレクション: レビトラジェネリックについて

このページではレビトラジェネリックの詳細について、診察時にお伝えするのと変わらない内容で解説しています。

今後レビトラを使ったED治療はジェネリックしか選択肢ないだけに、疑問や不安がなくシフトしていけるよう参考になれば幸いです。

また日本製(承認薬)と海外製(未承認薬)のジェネリックについて、どちらもご紹介しています。

一般にはあまり知られていない情報も記載していますので、併せてレビトラジェネリックを選ぶ際に役立ててもらえればと思います。

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ネオクリニック 宿田 医師
監修:宿田 孝弘(ネオクリニック院長)
ネオクリニックは北海道札幌市に本院を置く自由診療のクリニックです。 患者様の気持ちに医師全員が寄り添える、そんなクリニックをコンセプトに運営して参りますので、是非お気軽にご相談ください。

目次

  1. レビトラのジェネリック医薬品
  2. 先発薬レビトラとの違い
  3. レビトラジェネリックの種類
  4. 海外製のレビトラジェネリック
  5. レビトラジェネリックの効果と副作用
  6. レビトラジェネリックの購入方法
  7. レビトラジェネリックの注意点
  8. まとめ

レビトラのジェネリック医薬品

レビトラのジェネリック医薬品とは、バルデナフィルを有効成分とした厚生労働省から承認されたお薬のことを指します。
ただジェネリックという言葉こそ普及したものの、まだまだ一般には別のお薬として捉えている人も少なくありません。

レビトラは販売中止により、ED治療薬市場から姿を消していきます。
つまりこれまでと同じようにレビトラで治療を続けるなら、いずれジェネリックに切り替わるタイミングが訪れるでしょう。
他のED治療薬という選択肢もありますが、せっかくなのでレビトラのジェネリック医薬品がどんなお薬か詳しく解説していきます。


先発薬レビトラとの違い

レビトラの後発品については、先発薬レビトラと完全に一致とまではいきませんが、その違いは許容範囲とされています。
その裏付けとして、有効成分バルデナフィルが身体の中でどのように変化しているかを示すデータを見てみましょう。

AUC10
(ng/ml)
Cmax
(ng/ml)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
バルデナフィル錠20mg
「トーワ」
94.6 ± 54.9 39.912 ± 26.500 0.875 ± 0.491 2.718 ± 0.730
レビトラ20mg 90.7 ± 49.3 39.244 ± 25.244 0.979 ± 0.660 2.758 ± 0.837

(平均値 ± 標準偏差 n=44)

参照元:バルデナフィル錠 20mg「トーワ」の生物学的同等性に関する資料

AUC0-15hr
(ng・hr/ml)
Cmax
(ng/ml)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
バルデナフィル錠20mg
「サワイ」
74.37 ± 26.19 35.74 ± 14.72 0.8 ± 0.6 3.2 ± 0.6
レビトラ20mg 72.83 ± 27.68 35.54 ± 16.84 0.7 ± 0.6 3.3 ± 0.8

(平均値 ± 標準偏差 n=59)

参照元:バルデナフィル錠10mg/20mg「サワイ」 の生物学的同等性に関する資料

それぞれの項目はお薬の濃度や排泄されるまでの時間を表しており、いずれの数値からも同等であることが厚生労働省より認められています。
そのためレビトラの後発品であっても、これまでと変わらずED治療に用いることができます。


レビトラジェネリックの種類

国内で承認されているレビトラジェネリックは、今のところ2種類あります。

  • バルデナフィル錠「サワイ」
  • バルデナフィル錠「トーワ」

いずれも国内のジェネリックメーカーとしては名の知れた大手製薬会社になり、CMなども流れているので知っている人もいるのではないでしょうか。

レビトラユーザーは、今後これらのジェネリックが主流となってきます。
というのもレビトラの販売は中止されたため、全国どこの医療機関であっても次第に処方ができなくなります。
これからのED治療のためにも、それぞれのジェネリックについて簡単にお伝えしていきますので参考にしてください。


バルデナフィル錠「サワイ」

バルデナフィル錠「サワイ」は、国内で最初に登場したレビトラジェネリックになります。
ED治療薬の中でもレビトラ人気は高いだけに、治療コストを抑えられるジェネリックを待ち望んでいた人も多かったようです。

レビトラジェネリックの中でも限りなく先発薬レビトラに近く、有効成分以外の添加剤もほとんど同じものが使われています。

バルデナフィル錠「サワイ」 レビトラ
有効成分 バルデナフィル塩酸塩水和物
用量 10mg / 20mg 5mg / 10mg / 20mg
錠剤のカタチ だ円形 円形
性状 フィルムコーティング錠※1
割線 あり(半分にカットして服用可能) なし
添加剤 カルナウバロウ、クエン酸トリエチル、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、結晶セルロース、酸化チタン、三二酸化鉄、ステアリン酸Mg、ヒプロメロース 結晶セルロース、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、マクロゴール400
販売元 沢井製薬株式会社 バイエル薬品株式会社

※1フィルムコーティング錠は薬剤の劣化を防いだり、苦味を抑えるために表面に薄くコーティングが施されているお薬

また錠剤には割線(かっせん)が付いています。
錠剤を半分にカットでき、「10mg → 5mg」「20mg → 10mg」のように用量を調整しての服用もできます。
よりコスパを高めるためや、効き目を調整したいなど、必要に応じて医師に相談しながら使用してみてください。


<宿田先生からのワンポイントアドバイス>

錠剤を半分に割るためには、シートから取り出す必要があります。
残った半分の保管に困るかもしれませんが、メーカーは高温多湿と直射日光をさければ3ヶ月は問題ないとしています。
とはいえ保管しておくのも面倒だと思うので、次回に服用してしまうのが望ましいでしょう。
また中身が見える裸の状態で錠剤を置いておくのは衛生面が気になるだけに、100均にあるピルケースに入れるなどして保管してください。

参照元:バルデナフィル錠10mg/20mg「サワイ」 医薬品インタビューフォーム


バルデナフィル錠「トーワ」

バルデナフィル錠「トーワ」は、サワイに次いで登場したレビトラジェネリックになります。
レビトラと比較すると性状や添加剤に変更があるため、「先発薬により近いものを選びたい」と考える人からすると少し物足りなさを感じるかもしれません。

バルデナフィル錠「トーワ」 レビトラ
有効成分 バルデナフィル塩酸塩水和物
用量 10mg / 20mg 5mg / 10mg / 20mg
錠剤のカタチ 円形
性状 素錠※2 フィルムコーティング錠※1
割線 あり(半分にカットして服用可能) なし
添加剤 結晶セルロース、乳糖水和物、黄色三二酸化鉄、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム 結晶セルロース、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、ステアリン酸マグネシウム、ヒプロメロース、酸化チタン、三二酸化鉄、黄色三二酸化鉄、マクロゴール400
販売元 東和薬品株式会社 バイエル薬品株式会社

※2素錠は成分を圧縮し固めたもので、表面に何も加工していないお薬

ただ錠剤のカタチはレビトラと同じ円形で、サイズ感もほとんど変わらないので、レビトラに慣れている人は飲みやすいと感じるでしょう。
もちろん肝心の効き目についてもレビトラと同等と認められているだけに、添加剤などわずかな差をどう見るかは医師と相談しながら判断してみてください。


<宿田先生からのワンポイントアドバイス>

医薬品の添加剤については、

  • 薬理作用がない
  • 無害
  • 治療効果を妨げない

これらのことが大前提になってきます。

添加剤と聞くと、身体に悪いものをイメージするかもしれません。
ただ医薬品においては、品質を安定させたり、製剤化しやすくする、使いやすさの向上などを目的にしています。
治療に対して決してマイナスに働くものではないことは覚えておきましょう。


海外製のレビトラジェネリック

ここまでお伝えしてきた国産のレビトラジェネリックの他にも、海外製のレビトラジェネリックというのが存在します。
海外製は医師を通さなくても自己判断で入手できてしまい、個人使用による健康被害や販売業者とのトラブルが絶えないため問題となっています。

どんなお薬にも共通することですが、年齢、健康状態、体質といった面を判断せずに服用するのは危険です。
知らなかったでは済まないこともあり、重篤な副作用によって緊急搬送されたり、最悪は命を落とすといったケースも。

レビトラジェネリックを含むED治療薬はQOL(生活の質)を向上させるための医薬品であって、精力剤や催淫剤といった食品やサプリメントの感覚で服用はできません。
購入しないのが1番ですが、誤って口にしないよう注意喚起の意味も込めて、代表的な海外製のレビトラジェネリックをいくつかご紹介していきます。


バリフ

バリフは、海外製のレビトラジェネリックの中でもっとも知られている知名度の高いお薬です。
アジャンタファーマというインドの製薬会社が製造販売を行っており、

  • タブレット
  • ゼリー

今のところ、これら2種類の剤形が確認できています。
他にもカマグラや女性用バイアグラといったバイアグラジェネリックを製造するなど、EDや不感症に関わる製品開発に注力している企業と言えるでしょう。

一時はレビトラを販売する本家のバイエル薬品に訴訟を起こされ、製造停止にまで追い込まれていました。
ただ2017年に不服申し立てがデリー高裁(インドの裁判所)で認められたため、現在は製造販売が再開されています。


サビトラ

数ある海外製のレビトラジェネリックはインド製が中心となり、その中でも2003年と比較的最近になって設立された「サバメディカ」が製造販売するのがサビトラです。

またサビトラには「サビトラマックス」という製品もあります。 有効成分にはバルデナフィルの他に、ダポキセチンという抗うつ剤の成分を含んでいるようです。
EDのみならず早漏に対しても効果があるようですが、こうした医薬品はインド国内でのみ製造される完全オリジナルのお薬です。
臨床データなどもなく、服用後の予測がつかないだけに入手は控えるようにしてください。


ビリトラ(ブリトラ)

ビリトラ(ブリトラ)は、インドの製薬会社の中では小さな会社であるセンチュリオンラボラトリーズが製造販売しているレビトラジェネリックです。
有効成分バルデナフィルの用量には10mg・20mgにくわえ、日本国内での上限量の倍に相当する40mgというのも存在します。
「用量=効き目の強さ」と誤解されている人もいるようですが、効果以上に副作用が現れやすくなるので性行為どころではなくなる可能性もあります。

他にも同社ではバイアグラシアリスのジェネリックを製造するなど、泌尿器系のお薬の製造が目立ちます。
これらの中にも日本国内のED治療薬の用量を明らかに超える製品もいくつか存在しているため、興味本位からの購入・服用は控えましょう。


レビトラジェネリックの効果と副作用

レビトラジェネリックの効果と副作用についてですが、先発薬レビトラと同等と認められています。
ただお薬である以上、服用者の体質や体調によっても効果や副作用には大きな差が生じることは覚えておきましょう。

また先発薬からジェネリックに切り替えたことで、一部の人は「レビトラジェネリックは効かない」「副作用が出た」と感じることがあります。
これをプラセボ効果といい、ジェネリックに対する不安や思い込みから本来の目的とは異なる反応を起こすことがあります。

レビトラジェネリックだから効き目がない、違う副作用が現れるといったことはないため、正しい知識をもってED治療に役立ててみてください。

レビトラ(バルデナフィル)の効果

レビトラ(バルデナフィル)の副作用


レビトラジェネリックの購入方法

レビトラジェネリックの購入方法は、医師による処方のみとなります。

院内処方
⇨ 病院やクリニックに直接受診後、その場で処方

オンライン処方
⇨ ビデオ通話による診察後、郵送による処方

もっともポピュラーなのは院内処方になりますが、最近ではオンライン処方に対応する医療機関が増えています。
わざわざクリニックに足を運ぶ必要がなく、初診からでも受付ているので、空き時間でさっと済ませたいならオンライン処方も検討してみましょう。

レビトラジェネリック通販・オンライン処方


<宿田先生からのワンポイントアドバイス>

初めてのED治療で不安になるのが、医師からどんな診察を受けるかでしょう。
先に断っておくと、下半身を出してもらうことはありません。
問診票に記載された内容を元にいくつか質問させていただくだけなので、5〜10分ほどで終わります。
もちろん男性器を触診することもないので、勃ちが悪い、中折れするなどと感じているなら迷わず相談にお越しください。


レビトラジェネリックの注意点

レビトラジェネリックは有効成分がバルデナフィルである以上、安全に服用するためにはレビトラと同様に以下のことには注意が必要です。

  • 服用できない人(禁忌)
  • いっしょに服用できないお薬(併用禁忌)
  • 併用に注意が必要なお薬(併用注意薬)

またこれら以外にも年齢や体質といったことも加味して、服用できるかの判断や服用開始用量を医師が決定していきます。

ただし先ほどもお伝えした海外製のレビトラジェネリックについては、この限りではありません。
異なる成分を含んでいるニセモノや、不純物が含まれる粗悪品といったものも見つかっています。
医師でもなにが起こるか予測できないだけに、健康被害に遭わないためにも海外通販で購入は控えてください。

レビトラ服用の注意点


まとめ

最後にこのページのポイントをおさらいしておくと、

* レビトラジェネリックはレビトラと同等の効果が認められている

* レビトラは販売中止のため、今後はレビトラジェネリックがED治療の主流

* 購入は医師の診察が受けられる「院内処方」か「オンライン処方」

* 海外製レビトラジェネリックは何が起こるかわからないので服用しない

有効成分バルデナフィルを含んだジェネリックといっても、国産と海外製かでそのリスクは変わってきます。
もちろん100%安全が保証されるお薬はありませんが、限りなくリスクを抑えるためには医師の管理のもとでの使用が求められます。

レビトラジェネリックは"誰から購入するか"が大切なだけに、医師の診察という手間を惜しんで自ら危険に飛び込むようなことはしないでください。